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レジオネラ属菌検査の培養法と遺伝子検査法

お元気様です!

今日から9月ですね。

8月は記録的な暑さに見舞われましたが、9月も厳しい残暑と台風シーズンが続く予想だそうです。

熱中症対策をしっかりしていきましょう!

また、本日9月1日は「防災の日」です。

今年の政府の総合防災訓練は南海トラフの巨大地震が起き、激しい揺れや大津波に襲われたという想定で、午前7時過ぎから始まりました。

国や自治体の担当者が災害対応や連携の手順などを確認するそうです。

私たちも防災グッズの点検や避難経路の確認など、今一度確認をしておくことが必要ですね(^-^)

 

さて、本題です。

本日は「レジオネラ属菌検査の培養法と遺伝子検査法」についてお伝えします。

「浴槽水等を対象としたレジオネラ属菌検査は、濃縮検水を平板培地上に塗布し、発育したレジオネラ集落数を計測する平板培養法により行われる。レジオネラ属菌は発育が遅く、初代分離に3~6日、確認培養にさらに2~3日を要することから、汚染状況を早期に把握できる迅速検査法の開発が望まれていた。

濃縮検水から直接レジオネラ遺伝子を検出する遺伝子検査法(LAMP法およびリアルタイムPCR法)は、検査開始から数時間で結果が得られるため、患者発生時の原因究明や汚染洗浄の確認に活用されている。しかし、これらの方法は死菌も検出するため、平板培養法と結果が対応せず、結果の解釈と活用方法に注意を要した。一方、死菌DNA をEMA (ethidium monoazide、膜損傷菌に選択的に浸透する色素)で修飾してPCR 増幅を抑制し、生菌DNAのみ選択的に検出する「EMA-qPCR法」が開発されているが1)、操作の煩雑さや、消毒で生じる膜損傷菌のEMA感受性が変化する等に課題があり、普及には至っていなかった。

我々は、生菌を選択的に検出する迅速検査法として、濃縮検体を液体培地で18時間培養後に逆転写定量PCRを行う「Liquid Culture(LC) RT-qPCR法」(LC RT法)を開発した。また、液体培養とEMA-qPCRを組み合わせることで膜損傷菌のEMA感受性等の課題を解決した。

遺伝子検査の前に液体培養を組み込むことで、レジオネラ生菌を検出、定量する迅速検査法を確立した。LC RT法、LC EMA法いずれも検体搬入の翌日に平板培養法の結果が予測可能であり、また、培養前の試料を評価すれば死菌の有無も確認できることから、汚染状況の把握や洗浄効果の確認などにおいて、今後の活用が期待される。」国立感染症研究所 2013年6月21日

 

弊社は、現状培養法での検査をさせていただいておりますが、技術の革新が望まれるところですね。

適切な衛生管理でお客様の安全を守りましょう!

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