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震災に関連するレジオネラ症の発生状況

お元気様です!

 今年も残すところあと1カ月となりました。

一年が過ぎるのが早いですね~。

 さて、イギリスのシンクタンク、レガタム研究所(Legatum Institute)は28日、

今年で12回目となる2018年のレガタム繁栄指数を公表しました。

レガタム繁栄指数は、経済的質、ビジネス環境、統治、個人の自由、社会資本、治安と安全、教育、健康、自然環境の9つのサブカテゴリー、

100以上のさまざまな指標に基づき、世界で最も「繁栄している」国をランク付けするものです。(今年は世界149カ国が対象)

結果は、1位ノルウェー 2位ニュージーランド 3位フィンランド 4位スイス 5位デンマークとなっています。

日本はというと、23位と微妙な感じです。149カ国中23位はかなり上位ですが、10位以内に入っても良いのではと思いました。

トップを目指したいものですね。

 さて、今回は震災に関連するレジオネラ症の発生状況についてお伝えします。

レジオネラ症は、菌を含むエアロゾルの吸入によって感染しますが、津波災害などでは、土壌環境を含む水で溺水した際に感染し得ると考えられています。

2011年3月11日の東日本大震災においては、津波に関連して感染し、発症した可能性のあるレジオネラ症が確定患者の状況が考察されています。

2011年3月11日~2013年4月末日までの期間において発生した患者では、最終的に8例が該当しています。

その内訳は、年齢中央値が60歳(2~84歳)、病型としては全員が肺炎型でした。

症状としては、発熱7例(87.5%)、肺炎7例(87.5%)、多臓器不全2例(25%)であり、

後に確認された他1例の死亡の情報を含め、計3例の死亡(致命率:37.5%)となっています。

 予想される感染経路としては、2011年3月中に発病した方(4例)については、全員が「津波に巻き込まれた」こととされており、

感染地域は岩手県沿岸部が2例、宮城県沿岸部が2例でした。

この4例における男女比は1:3で、女性が男性の3倍多く認められました。

2011年4月以降に発病した方(4例)については、全員が「浸水建造物清掃時」あるいは「がれき撤去等に関連する作業」に従事したことを挙げており、感染地域は福島県沿岸部が1例、岩手県沿岸部が2例、宮城県沿岸部が1例でした。

この4例は全員が男性であり、3月中の発症例との著しい性差の違いが観察されたことが注目に値します。

すなわち、津波被災によりレジオネラ属菌の曝露を受けた時期と、その後の浸水建造物清掃作業やがれき撤去・関連作業時のレジオネラ属菌の曝露を受けた時期に大別できる可能性が指摘されています。

レジオネラ症が津波被災にのみ伴って発生するのであれば、WHO(世界保健機関)による災害のサイクルの考え方では災害発生直後の超急性期(0~3日管程度)にのみ注意すべき疾患と考えられますが、実際には、外部から援助が入る時期、すなわち、急性期から亜急性期(WHOによると3~14日間程度)にまで、その発生を考え、警戒する必要がある疾患にも分類されることになります。

また、4月以降に発病した4例すべてが男性であったことは、災害後の清掃やがれきへの対応を行う方(負担が多い作業に対しては男性が多く従事するものと思われる)に対しては、環境からのレジオネラ属菌の曝露に対して特別な注意を払う必要があることも示唆されています。

災害時におけるリスクの高い集団に対する情報の啓発強化と、予防として防塵マスクの着用などの対応を徹底することが重要であることは間違いないでしょう。

日本建築衛生管理教育センター発行「レジオネラ症防止指針第4版」より引用

こんなところにもレジオネラ属菌の危険があるとは驚きでした。

災害対策に防塵マスクは必須ですね。

備えは万全にしておきたいものです。

 

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