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レジオネラ感染症発生のメカニズムとは?

《レジオネラ感染症発生のメカニズムとは?》

すべては感染のメカニズムを知ることから始まる

 

お元気様です。

今回は、レジオネラ感染症のメカニズムについてのお話です。

対策の原理としては、感染のメカニズムのいずれかを断ち切ればよいでしょう。

そこでメカニズムをまとめてみます。

レジオネラ属菌が循環水系(浴槽水など)に侵入します

レジオネラ属菌が循環水系に生息し、特にバイオフィルム内において増殖保存されます

 (アメーバなどが関与

入浴客数の増大などにより有機物増大→細菌→アメーバ→レジオネラ属菌の各々の増大

レジオネラ属菌が混入したエアゾル(飛沫)や直接の誤飲での人体への取り込み(感染)

 

 これらを防ぐ対策としては、次のことが考えられます

 

(1)レジオネラ属菌の侵入を最小限に留める

レジオネラは自然界にはありふれた菌であり、主に土や河川などの水中に生息します。

もちろん人体にも付着することから侵入を防ぐことは困難ですが、最小限に留めることはできます。

(2)バイオフィルムをなくす

もし、浴槽そのほか系統内において残留塩素濃度が0.2ppm以上保たれていれば、

レジオネラ属菌は単独では循環系に生息しにくくなります。

しかし、系統内においてバイオフィルムが形成されていれば、その中にいるアメーバが

レジオネラ属菌の温床となり、単に保持されるだけでなく、文字どおり増殖の温床となります。

したがって定期的な清掃と消毒が最も重要になります。ただし一度にその系統におけるすべてを

行わなければ効果は半減するので、消毒剤をいれて一定時間以上循環させる必要があります。

(3)ピーク時における塩素管理が重要

入浴客が増えると、人体に由来する有機物やアンモニア性窒素が生じ、その分解酸化で

残留塩素が消費され減少すると、水系においてレジオネラ属菌が生息しやすくなります。

さらにバイオフィルムが形成されてアメーバも増大します。これに寄生するレジオネラ属菌も

増大して水系に放出され、水系における数を増やしていきます。そこでピーク時における

塩素管理が最も重要になります。

ただしこの場合において、(2)におけるバイオフィルムの形成があるのとないのとでは、

スタートラインにおいて大きな違いのあることのに注目すべきです。

(4)エアロゾル(飛沫)の原因となるもの

最近は浴槽にさまざまな装置を付加することが広く行われてきており、エアロゾル(飛沫)の

原因となるものが数多くあります。

これをできる限り少なくしておくことが、もし浴槽がレジオネラ汚染された場合でも、

感染機会を減らすのに有効であることはまちがいないでしょう。

しかし、たとえエアロゾルのもととなるものを完全に排除しても、利用者が口の近くまで

浴槽に浸ったり、浴槽にもぐったりすることはさけられないと考えれば、これはきわめて

消極的な対策であるとはいうまでもありません。

 

 

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